FLOWER DRESSのトルコキキョウ

年間40種のトルコキキョウを生産。
フラワードレスはトルコキキョウの専門店です。

北米原産で、日本国内だけでも500品種を超えると言われるトルコキキョウ。バラと見紛うほどたくさんの花弁が重なりあった華やかなもの、アレンジメントにぴったりの小ぶりで一重咲きのもの……これほどまでに多様な個性を持った品種があるのはトルコキキョウだけだと言っても過言ではないかもしれません。

トルコキキョウの持ち味である多様性を感じてほしいから、FLOWER DRESSでは年間で約40種類のトルコキキョウを栽培しています。FLOWER DRESSならシーンに合ったトルコキキョウが手に入る、と思っていただける花づくりを目指しています。

生花店など花の目利きからは「花の美しさが長持ちする」「花持ちが良い」と評価していただいている私たちの花。その花持ちの良さの秘訣は産地の環境にあります。

大槌町の里山から全国へ。歴史ある土地の気品ある花たち

トルコキキョウを育てている岩手県大槌町金沢地区は三陸の沿岸部から15kmほどのところにある山あいの小さな集落です。中世から金山で栄え、奥州藤原氏による平泉の黄金文化にも金沢で取れた砂金が使われたとも言われています。今も「金沢神楽」という歴史ある郷土芸能が息づく地域でもあります。

近くの山々からはいくつもの小さな川が流れ出し、合流しながら三陸の海に注ぎます。源流に近い金沢地区は冷たい水にめぐまれ、私たちは沢から引いたその水をそのまま使ってビニールハウスの中に引き込み花を育てています。

厳しい冬を越したから丈夫な花に

山に囲まれているため、朝晩の寒暖差が大きいことも花の栽培に適している要因です。

たとえば、盛夏のころに出荷する花は前年の10月に植えても翌年2月に植えても、一見すると同じように成長します。でも私たちは10月に植える。それは冬を越した花のほうが根がしっかりと張り丈夫に育つから。金沢地区の厳しい寒さも美しいトルコキキョウの強力な味方なのです。

「自然の力で育ててもらう」
それが私たちの信念

めぐまれた自然環境はもちろんのこと、花の成長段階に応じてハウスに水を流す時間を調整し、あえて花にとって厳しい条件下におきながら育てることで、切った後もよく水を吸い上げる花になります。人間が手をかけすぎず、ある程度は自然の力で育ててもらう……。そんな姿勢で日々、トルコキキョウを栽培しています。

昔は鉢植えが主流だったトルコキキョウですが、今は切花の代表格とも言える存在です。

わたしたちは生花店に出荷する時と同様の長さを基本に、ご要望に応じた長さでご自宅やオフィス、イベント会場などへお届けします。その姿の美しさとボリュームはきっと受け取った方を圧倒し魅了するでしょう。